ライフハック

効率よく勉強するために知っておくこと

はりおくん
はりおくん
スキルアップすために資格の勉強をしているのですが、覚えられません。
あと、効率良い勉強法をがあったら教えてほしいです。

その悩みを解決します。
その悩みを解決するために、参考にした本がこちらです。

本書は、樺沢紫苑さんが、2019年に出版したものです。

本の構成を紹介します。

  1. アウトプットの基本法則
  2. 科学に裏付けられた、伝わる話し方
  3. 能力を最大限に引き出す書き方
  4. 圧倒的に結果を出す人の行動力
  5. アウトプットを高める7つのトレーニング法

概要を説明します。

著者は、精神科医のお医者さんです。
本書では、アウトプット術を80個紹介しています。
これらのアウトプットを実行すれば、人生を好転させることができ、さらに仕事や学業による人間関係やストレスからも解放されます。
アウトプット術は、それぞれが1~2ページで読みやすいです。

私が読んだ印象としては、アウトプット術が数多く紹介され、さらにポイントも解説してくれています。アウトプットするっと、どんな方法があるか知りたい人であれば、おすすめです。ただ、アウトプットの仕方についてより実践的なことや体験談などを知りたいという人には向いていないかも。

浅く広くアウトプットについて知ることができます。入門書として有効です。

数多くアウトプット術の中で、資格取得や試験に役に立つようなエッセンスがあったので、それを紹介します。

では、いきましょう。

アウトプットの基本法則を理解しましょう


そもそもアウトプットと記憶は、どんあ関係があるのか、4つの項目でお話します。

2週間に3回使った情報は、長期記憶される

2週間で3回以上アウトプットすると、長期記憶に残りやすくなる

されは、人間の脳は、重要な情報は残すけど、重要ではない情報は忘れるように作らているからです。

脳が重要な情報と判断するときはどんなときか知ってますか?
答えは、2~4週間の間で何度も使われている情報を「重要な情報」と認識するんです。

なぜいかというと、脳の仕組みによるんですね。

脳の中には、「海馬」という短期記憶する場所と、「側頭葉」という長期記憶する場所があるんです。

「海馬」で記憶できる期間が、約2~4週間です。
「海馬」で記憶されている情報の中で、使われる頻度が多いものは、「側頭葉」に情報が渡され長期記憶されるようになります。

なので、

「海馬」で記憶している2週間の間に、使用する頻度を上げることで、記憶として残すことできるのです。

しっかり記憶として残したいものは、使用頻度をあげればよいので、毎日か、2日に1回は、記憶したい情報をアウトプットしなければいけないということですね。

余談ですが、俗に言う一夜漬けは、「海馬」に記憶するということですね。なので、時間がたてば、忘れてしまうと。記憶に残らないということですね。

出力と入力のサイクル「成長のらせん階段」

インプットとアウトプットの反復こそが、自己成長に重要なこと。

記憶に残すためには、アウトプットをすることです。アウトプットするためには、インプットすることが重要になります。
にわとりとたまごのような感じですが、

アウトプットも重要だけど、インプットも重要だよね。ということです。

以前、インプットについてのブロブログを書いてますので、参考までに見てください。

https://www.daikonblog.com/book-inputdaisen/

インプットとアウトプットの反復は、脳の活性化にも関係があるようで、脳科学者の茂木健一郎さんの『脳を活かす仕事術』の中でも述べられています。
『脳を活かす仕事術』の神髄は、喜びの中で「脳の出力と入力のサイクルを回す」ことであるとのこと

インプットとアウトプットの黄金比は3:7

社会人になって、学生時代より勉強してるのに、成長しない原因は、アウトプット不足です。

インプットのとアウトプットの黄金比は、3対7です。

アウトプット時間をインプットの時間の2倍になるように意識しましょう。

3対7の根拠については、本書では、コロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ博士の実験を紹介しています。
知りたい方は、本書を参考に。

資格の勉強をする場合には、参考書を読むのではなく、問題集をたくさんとくことのほうが記憶には残りやすいです。
参考書を読んだとしても、その内容をノートでもいいし、仲間でもいいので、アウトプットすることは絶対したほうがいいですね。

アウトプットの結果を見直し、次にいかす

インプットとアウトプットを反復するが、反復するたびにフィードバックししてよくしていこう。

インプットからアウトプットをしたとしても、その内容が評価をする必要があります。

資格勉強であれば、不合格になったときに、同じやりかたでは結果は変わりません
そのためには、アウトプットの仕方を変える必要があるかもしれません。それを考える上でも、

  • なぜうまくいかなかったのか?
  • なぜ失敗したのか?
  • 次は何をするのか?

を考え、フィードバックを反映していきましょう。やりっぱなしにしないことが、重要です。

勉強の効率よい進め方について

何度もお伝えしていますが、

記憶においては、インプットよりアウトプットのほうが重要です。
3対7の黄金比でもありましたが、アウトプットを重視した勉強をすることです。

そのため、資格試験や昇進試験に向けて勉強するときには、

できだけたくさんの「問題を解く」こと

が、記憶に残るのでよいです。

本書では、

短時間で教科書や参考書を暗記し(インプット)、その倍の時間を、問題を解くことに振り向ける。これが最も効果的な記憶法、勉強といえます。

と紹介していますが、これは無理でしょう、いうのが、私の感想です。
短時間で、暗記は私にはできません。

私が、これまで資格試験の勉強をしてきて、良かったかなと思う方法を紹介します。

  1. 問題集や過去問を買ってきて、とりあえず最後まで問題をひたすら解く
  2. 間違っているところや自信がないところは、教科書や参考書、解答の解説を確認する
  3. 間違ったところや自信のないところの問題をひたすら解く
  4. ②~③を繰り返す

私がやってきてよかったなと思う勉強の進め方も、結果。
アウトプット(問題を解く)とインプット(教科書や参考書、解答の解説を確認する)の反復をしていたのかなと。
あとは、この勉強法は、アウトプット優先なので、本書の内容にも沿っていると思います。

あと、この方法は、時間がかかることが問題と思っていて、一番最初に問題解くときに頑張らず早めに見切りをつけることをおすすめします。考えてもわからないものはわかりませんので、あきらめましょう。

実際に、この方法で、資格取得や昇進試験などにも使えたので、まぁ間違ってなかったかなと思います。

おまけ。体で覚える「運動性記憶」についての話

私は、運動性記憶という言葉を、この本で知りました。

運動性記憶とは、自転車の乗り方、楽器の弾き方など、言葉にして覚えるというよりも、身体が覚えるものを指します。
この運動性記憶は、一度覚えたら忘れにくいという特徴があるんです。それは、自転車に一度乗れるようになると一生乗れますよね。そういうことです。

なぜ、忘れにくいかというと、本書の中で紹介されてますが、簡単に言うと、脳の運動神経を使うことで、脳内の多くの神経細胞が働き、その結果記憶が残りやすくなるということらしいです。

じゃあ、何か覚えるときに、運動性記憶で覚えれるほうがいいじゃないですか。覚えるときに、以下をおこなうことで、覚えやすく忘れにくくなります。

  • 書いて覚える
  • 声を出して覚える

これを読んだときに、ドラゴン桜の勉強法を思い出しました。
ドラゴン桜は、落ちこぼれ集団が東大に合格することを目指すという漫画ですが、勉強の仕方まで解説しています。子供がいる方であれば、子供の教育の参考にしてもいい漫画だと思います。ドラマ化もされています。

なぜドラゴン桜の話を出したかというと、英単語の勉強の仕方まさに、運動性記憶なんですね。漫画の中でも、体を動かした法が知識の吸収は高いという話があるんですね。

英語を、歌って踊りながら暗記するんです。まさしく、運行性記憶を利用した暗記方法ですね。

私は、ドラゴン桜の漫画本を全巻持っていますが、数が多いので、今であれば、Kindleにしたほうがよかったなと後悔しています。ブックオフなどの中古でもあると思いますので、読みたい方はそちらを探してもよいかと思います。また、ドラゴン桜の関連した教育本などもあるようですね。

まとめ

スキルアップのために勉強をするのであれば、下記のことを気をつけて勉強をすることで、忘れにくい記憶となりますので、お試しを。

  • 記憶に残すためには、アウトプットの時間を、インプットの時間2倍以上にすること
  • 資格試験や昇進試験の勉強するときには、ひたすら問題を解くこと
  • 長期記憶にするためには、2週間に3回以上のアウトプットにする(繰り返し問題を解く)こと
  • 問題を解くときには、手を動かしたり、声に出したりすることで、忘れにくい記憶となる