本当に、読書は役に立っているのでしょうか?
本を読まず、読書はできますか?
こんな悩みや質問を解決します。解決する最適な本がありましたので、紹介します。
本を読みたくない人はこの記事だけ読めばOKです。
では、今回の紹介する本は、こちらです。
本書は、樺沢紫苑さんが、2019年に出版したものです。
本の構成を紹介します。
- 【RULES】インプットの基本法則
- 【READ】科学的に記憶に残る本の読み方
- 【LISTEN】学びの理解が深まる話の聞き方
- 【WATCH】すべてを自己成長に変えるものの見方
- 【INTERNET】最短で最大効率のインターネット活用術
- 【LEARN】あらゆる能力を引き出す最強の学び方
- 【ADVANCED】インプット力を飛躍させる方法 応用編
概要を説明します。
質の高い情報が、自分の知識や記憶に残ることで、自己成長につながる。
この本は、自己啓発本です。
情報をインプットする動作として
- 読む
- 聞く
- 見る
です。
それぞれの動作の中で、効率よく、質の高い情報を集め、自分の知識や記憶に残すためにノウハウが書かれている本です。ただのノウハウ本とは違い、科学的な根拠をもとに説明が入っていて、説得力のある内容となっています。
あと、
読みたい章だけ読むことができるので、気になる章から順番に読むことでもOKです。
この本を読むと、わかることをまとめると
- 良質なインプットができれば、良質はアウトプットができること
- 月3冊以上を深読するだけで、自己成長し、今後の人生は安心になれること
- 情報が多い世の中で、必要な情報を効率よくゲットするための方法がわかること
私は、「インプット大全」は、知っていると得する情報が多い印象を受けました。この本を読んで、行動に移した結果、読書にかかる時間を短縮できました。
私には価値あるの本でした。
特に、印象に残ったことは、
- アウトプットを意識してインプットすることで、記憶に残りやすくなること
- オーディオブックで本の内容を聞くだけでも、読書と同じように記憶に残ること
30代後半から、本を読んでも頭に入らない(すぐ忘れてしまう)ことが多くなったのですが、アウトプットを意識して本を読む(情報をインプットする)ことで、会話の中で、本の話題を出すことができるようになりました。
会話で使った本の内容は、忘れにくいもんですね。実感しましたよ。
年をとっても頑張れそうです(笑)。
この本の得られる情報の価値を考えると、ベストセラーになっていたこともわかります。
それでは、『インプット大全』についてまとめて行きましょう。
3分でわかる『インプット大全』の要約まとめ
3分以内でわかるように、インプット大全のポイントについてまとめます。
深読の基本。その3ステップを紹介
深読の基本ステップは、3ステップです。
- 質の高い本を選ぶ
- 本を読む
- 読んだ内容をアウトプットする
この3ステップを行うことで、質の高い情報を得ることができ、自己成長のスピードがあがります。
「深読」という言葉をいきなり使いましたが、読み方はわかりますか?
「ふかよみ」ではなく「しんどく」です。
深読の意味
- 内容を記憶し、人と議論できるくらい理解して、自分の生活に生かすこと。
- 本から学びや気づきを得て、自分の成長の糧にする読み方のことです。
深読という言葉は、著者の樺沢紫苑さんが使わている言葉のようです。インターネットで検索しましたが、一般的な言葉ではないようですね。
効率よいインプットができるようになる基本はこれ
効率よいインプットは、「量」より「質」です。
「質」が高いとは、自分にとって価値の高い情報のことです。「質」が高ければ、高いほど、「気づき」や「TODO(すべきこと)」をたくさん得られ、自己成長につながります。
質問です。
ホームランを打つために本を読むとしたら、どちらがよいでしょうか?
A:月にホームラン本を1冊読む
B:月に三振本を10冊読む
答えはAです。
必要とする情報が得られないのであれば、たくさん読んでも自己成長につながらない
本を選ぶきときには、自分にとって価値の高い情報が得られる本を選びましょう。
自分に必要な情報(価値の高い情報)の見つけるためにやること
- 興味・関心のあるキーワードを書きだす
視覚で、興味・関心のビットを脳に立てるために、全てのキーワードを一覧化して、見えるようにするため - 目的、テーマを明確にする
目的をつけることで、情報が優先的に脳に入ってくるようになるため - 自分で自分に質問する
脳は質問されると、その答えを探そうとするため - アウトプットを前提とする
アウトプットをしちゃんと残そうとすると、脳が情報収集モードの切り替わるため
自分が必要とする情報を効率よく得るコツ
質の高い情報を自分のものにするには、この2つを行いましょう。
- インプットの前に「何のためにするのか」を10秒間考える
- インプットとアウトプットを同時処理する
インプットの前に「何のためにするのか」を10秒間考える
目的は、情報の仕分けです。
自分にとって「本当に必要な情報・知識」に狙いを定めて、情報の仕分けを行います。本1冊の中には多くの情報が詰まっています。情報の仕分けをして、ほしい情報を得ていくことが、読書時間の短縮にもつながります。あと、アウトプットにも効率がよいです。
目的が複数あり、あれもこれもとなることがあります。その時には、目的を1つに絞ってから本を読んで、情報を取得してから、もう一度目的をきめて同じ本を読むとよいと思います。何度も読むことで、記憶の定着もできます。
さらに、アウトプットするときに、目的が明確なほうが、メモにまとめやすいし、他の人に話すときにもわかりやすい説明につながります。
インプットとアウトプットを同時処理する
インプットとアウトプットを同時処理することで、より記憶にとどめることができます。学びの効率を高めることができます。
日常の会話は、話を聞く(インプット)と話をする(アウトプット)を交互に行われていますが、聞きながら次の話を考えたりするでしょ。聞くと話すを同時処理しています。あと、メモとるときも、聞きながら、メモを取ることを行ってますよね。
インプットとアウトプットは別のアクションのようだが、実際ほぼ同時に処理されることが多い。
インプットとアウトプットを同時にすることは難しそうだなぁと思ってかもしれませんが、読書前に目的を考えてから読めば、できると思います。会話でも、テーマや話題が決まっていれば、話がはずみますよね。それと同じだと思います。
あと、アウトプットは、自分のノートに書くでもいいですし、ブログ、SNS、家族、恋人と会話、なんでも自分以外にっ情報を発信すればOKです。
誰かに教えることで、整理ができ、記憶として残りやすいのです。
今日からできることを紹介します
ここまでで、質よい本からインプットして、その内容をアウトプットすることで、質の高い情報が記憶できるよという話をしてきました。次は、本の読み方について、具体的な方法を2つ紹介します。
- パラパラ読みが読書効率をあげる
- 聞くだけで読書ができるオーディオブック
ちなみに、読書嫌いは、オーディオブック一択ですね。私も、オーディオブックを利用しています。定額料金で、読むことができる(聞くことができる?)ので、いいですね。
パラパラ読みが読書効率をあげる
パラパラ読みとは、本の構成や内容をつかんでから、部分的に読み進めることです。
脳は、「全体」から「部分」へと理解していくのが得意なので、全体を見てから、部分的に詳細にみていくことが、脳が理解しやすく、記憶に残りやすい読み方なのです。
パラパラ読みの進め方
- 本買った目的を明確にする
- 目次を見て、興味のある項目をピックアップする
- ①と②の内容を探しながら、パラパラと本をめくっていく
- 各章の最後のまとめに注意しながら、本の内容を把握する
私は、パラパラ読みを実践しています。
これは、読書のスピードアップになっていいですね。効率が良いです。さらに付け加えると、興味のある章があったら、章の中でパラパラ読みして、結論からよみます。結論から、なぜその結論に至ったのかを読むようにしています。私としては、それが、アウトプットしやすいなと思っています。
聞くだけで読書ができるオーディオブック
オーディオブックは、紙で読むのとほとんど変わらない時間で、本1冊分のノウハウを吸収できます。さらに、速読する技術がなくても、短時間で本を読むことができます。
なぜ、オーディオブックを聞くことが、読書になるかというと。
読書をするときには、脳に記憶されるまで順番は、
①見る
②読む
③聞く(読む声)
④記憶
です。オーディオブックで読書すると、①、②が省略できるので、
③聞く(読む声)
④記憶
となるから、オーディオブックでも読書ができるのです。
しかし、本を見ないので、視覚から入る情報がないため、記憶に残りにくいと思うかもしれませんが、大丈夫です。
オーディオブックの強みは、倍速以上で聞くことができることです。おして、読書より短時間で読み終わることできるので、何回も読むことができます。何回も読むことができることで、記憶に残すことができ、効率が良いです。
オーディオブックをおすすめする理由
- 本を読まずに、ただ聞くだけで
- プロの声優やナレーターが朗読した音声なので聞きやすい
- 倍速(もっと速いスピード)で再生できるの聞く
- 1冊288ページのビジネス書で、5時間50分で読み終わる。倍速で聞くと3時間。
- スマフォがあればできるので、いつでもできる
あと、日本人の半分が「読書嫌い」「活字嫌い」です。文化庁の調査では、日本人の47.5%は漫画以外の本を読まない、年間読書冊数「0冊」の人たちだそうです。
オーディオブックを始めるだけでも、他の人との差をつけることができますね。
日本での、オーディオブックのサービスは、下記2つですね、
- audiobook.jp
オーディオブックを提供するサービス大手 - Audible ( Amazon )
Amazonが提供するオーディオブックのサービス
オーディオブックは、通勤時間、お昼の休憩時間、あとは、ドライブ中とか、場所を選ばずに読書できるところがとても良いです。効果的だなと思うのが、自己啓発本とかは、記憶に残すことが重要なので、何度も聞きます。オーディオブックに慣れてくると、2.5倍速で聞くことができるので、何度聞いてもたいした時間にはならないですね。
月3冊に深読することを目標にする
月3冊以上を目標に深読するペースがおすすめ
月3冊以上の深読して、アウトプットをすると決めることで、心理的プレッシャーをかけます。
心理的プレッシャーが、適度な緊張感を脳に与え、脳内物質ノルアドレナリンが分泌され、集中力が高まり、記憶力があがります。
月3冊以上を本を読んで、アウトプットは大変と思ったかもしれませんが、アウトプットする方法はなんでもいいです。参考までに、本読んだ後にアウトプットの仕方を紹介します。
- 1冊読んだら、読んだ内容を家族や同僚、友人などに話す。
- 本の内容を実際に実践する
- 人に教える機会があれば教える
- SNSやブログでアウトプットもOK-
月3冊以上の目標となっていますが、仕事が忙しく時間がなければ、1冊に絞ってもよいと思います。最初はアウトプットを意識してインプットすることが難しいので、まずは慣れていきましょう。
『インプット大全』を読むべき人
- 効率よく読書を読むのノウハウを知りたい人
- 脳科学的な効率よいインプットの仕方を知りたい人
- 読書嫌い、活字嫌いだけど、読書をしなければいけない人
- 質の高い情報を得て、ライバルより早く出世したい人
あわせて読みたい関連本はこれ
アウトプット大全
最後に
この本は、効率のよく質の高い情報を集め、自分の知識とし、自己成長につなげるためのノウハウが詰まっている本です。でも、ただのノウハウ本とは違い、科学的な根拠をもとに説明が入っていて、説得力があります。
アウトプットを意識した読書をし、自分を成長させましょう!!!
そのために、この本を読んで実践ですね。